カテゴリー「書籍・雑誌」の31件の記事

2008年2月12日 (火)

より深い場所を目指して・・・

昨日のガンダム00で手首を失った少女に激しい興奮を覚えた私であった。考えてみれば、この嗜好は今に始まったことではない。以前から自作の小説にもでてきてる。アニメや漫画、小説のキャラクターだけでなく、キレイなものが壊れる瞬間とかもたまらない。壊れて動かなくなった機械とかにも魅力を感じる。廃屋もだ。中でも破損した人形やハンス・ベルメールのような人形の部分を使ったオブジェに非常な魅力を感じる。人形を前に壊してみようか悩んだことも一度ではない。毎回、キレイに壊れなかったときの金銭的損害が大きいので実行はしていないが・・・。私はオカシイ人なのだろうか・・・。
オタクなのは仕方がないとしても、オカシイ人なのはイヤなので、ちょっと考えてみたところ閃いた。私は本来あるべきところにあるべきものがなかったり、その逆だったりと本来の姿から逸脱したものや人に魅力を感じるのだ。これまで私がため込んできた属性とでもいうべきものを分解してみると大半がこの条件に合致する。ねこみみやメガネ、人形はその代表である。ねこみみは言うに及ばず、メガネだって異物だ。人形というのはわかりにくいかもしれないが、人の姿をしているが人から逸脱したモノと解釈するわけだ。ユリとか(バラや女装少年も一部含む)の小説や漫画を愛好しているのも同じように解釈できるし・・・。妹・娘な近親相姦モノも然り。これは、きっと、正解じゃないだろうか。
この条件からいうと、私はまだまだ趣味の範囲を広めることができる。 ふたなりとか・・・。

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2007年10月18日 (木)

ルバイヤート読了、いいね!!

オマル・ハイヤームのルバイヤートを買ってきた。いいね!!ルバイヤートとは四行詩のことである。四行詩といえばノストラダムスの大予言である(真っ先にこれが出てくる人はどうなんだとか、自分で思ってしまう。)が、ルバイヤートは人生についての疑問や苦悶、望みやあこがれみたいなものを詩にしたものだ。読んでいるとアル中になりそうな内容だ。おまけに酒姫という職業がよく出てくるのだが、これはお酌をする・・・美少年(笑)。まあ、全体的に何で生きてるんだろうとかそういう内容だ。私は未来は現在よりも必ず悪化するというのを信条にしているのだが、非常に共感のもてる詩集であった。苦痛の中に一瞬だけそれの和らぐ場面がある。しかし、すぐにそれは次の苦痛に取って代わる。そんなもんだ。

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2007年7月16日 (月)

神父と悪魔 カープト・レーギスの吸血鬼

神父と悪魔 カープト・レーギスの吸血鬼を読了。まあ、よくある感じの美形神父が悪魔と天使をお供にキワドイやりとりをしつつエクソシズムを行うというストーリーだ。悪魔は男で美形だけど、普段は教会でメイドの姿で掃除とかしてたりしていて攻守両立、天使は受け。悪魔がメイド姿の時に神父とキスしたり、なかなかツボ。他にもチラホラピンポイントでいいところ持って行ってくれる。読みやすく、気軽に楽しめる内容であったが、ツボなところ以外は別にこの本じゃなくてもいいというならそれでいいというレベル。二巻をすでに購入済みなので今晩ぐらいから読む予定。筆者のサイトによると三巻も出てるらしいから買っちゃう予定。・・・同人誌欲しい(爆)。ちなみにB's-LOG文庫なる怪しいシリーズの文庫本で、内容もチョイ怪しい。

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2007年6月15日 (金)

封印再度

封印再度を読了。・・・ミステリ的な部分はマズマズ。犀川と萌絵のアレコレは最高。なかなかに微妙な作品である。病気はヤラれた。シリーズもの探偵の事件を扱っていないときの日常を描いた短編を書いてしまう作者の心理は理解できる。が、私からすれば、探偵は事件を扱ってこその探偵であり、日常の姿を見ても探偵の活躍が色あせるだけである。しかし、探偵が事件の渦中にあって、なおかつ日常の姿や人間としてのあれこれを織り交ぜるというスタイルは私の好みである。という意味では、この封印再度はかなり楽しめたのであった。数作前から謎というところに重きを置かない作品になってるのかな・・・。まあ、非常におもしろい。最近新しく購入を始めたシリーズの中でダントツである。

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2007年6月 1日 (金)

憑神

 憑神読了。以下、ちょいとネタバレ。幕末の話である。主人公の侍はツキに見放されて落ち目な侍である。ある日、夜泣き蕎麦屋の親父から神頼みでトントン拍子に出世した人の話を聞く。その帰り、偶然にも忘れられたお社を見つける。侍はその社に向かって神に祈った。しかし、その社に奉られていたのは、貧乏神をはじめとする邪神。困ったことに侍はその社のいわれ通り、貧乏神から始まって連続で三回祟られることになってしまった・・・。という感じで、物語は始まる。まあ、テーマとしては三人の邪神との交流を通じて、侍が再び自分のアイデンティティを見つめ直すみたいなことなんだろう。昔、三人のゴーストっていう映画があった。あれと一緒といえば一緒である。
 とまあ、こんな当たり前の紹介をしてもつまらない。 注目するのは、登場する三人の中で最強の邪神、死神である。死神は少女の姿をしているのである。いや、もう、オタク的には反応してくれといっているようなもんである。少女の死神なんていかにもじゃないか。ウム。
 もちろん、まともに読んでも、なかなかおもしろかったのでご安心を(笑)。

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2007年5月25日 (金)

詩的私的ジャック

名古屋が舞台なのだが全員名古屋弁とはまったくの無縁。本格ミステリとしてみた場合、トリックの云々のみで、犯人の動機とかそういう部分ははっきりと描かれず、ぼかされている。うーん、ミステリというか恋愛小説っぽいなぁ・・・。まあ、ガチガチに固められたミステリらしいミステリばっかりではなく、人間の心の曖昧な部分をそのまま曖昧に描くというのもおもしろいかもしれない。ただ、前作に登場したような特異で個性際だった人間というものが登場しないので、イマイチ惹かれるところがない気もした。ああいう、研究者の極端な例みたいなのが登場してきて、犀川や萌絵とやり合うというようなおいしいシーンは我慢。萌絵が犀川に迫るシーンで満足しなくてはならない。・・・いいんだけど。なんだか物足りなかった。

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2007年5月20日 (日)

夏季限定トロピカルパフェ事件

 "春季限定いちごタルト事件"の続編である。今回も文句なしにおもしろい内容だった。しかしながら、前半の平和な流れから急転直下で、いろいろあって何とも後味の悪い終わり方をする。春から夏ときたからには、当然秋と冬を書かなければ読者は納得しないかもしれない。次が予定されているならいったいどんなスタートを切るのだろうか。気になって仕方がない。しかし、ここで終わってしまうというのが物語としてみた場合、一番安定している気もするのだ。過去の話もいくらでも突き甲斐がありそうだし、あえてきれいに終わってしまったものを再度穿り返して書くこともないかな・・・。でも、復帰戦がみられるなら読んでみたい。悩ましい。

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2007年5月18日 (金)

春期限定いちごタルト事件

 何となくライトなミステリが読みたくて、"春期限定いちごタルト事件"を購入。サクッと読み終わって、これは・・・。おかしい。ライトライトしたフリをしているのだが、主人公二人組に激しい違和感がある。ヒロインが復習好きでやり返すためにやられるのを待ってるとか、キャラクター的に絶対変だ。話の大まかな流れはこうだ。主人公の高校一年生の二人、すなわち小鳩と小佐内は恋愛関係にも依存関係にもない。二人の関係は互恵関係である。その関係を互いにうまく使って、二人は何事もない小市民を目指す。が、二人の前に謎が現れる。二人は互恵関係の相方を縦にしてそれらから逃げようとする。しかし、二人は何だかんだと理由をつけて、本来の狐あるいは狼的な血の騒ぎからそれら事件に立ち向かってしまう・・・。みたいな感じ。後半にさしかかったあたりからは、平和というには少々問題のある内容に・・・。まあ、おもしろいし、十分合格なのだが、もっとライトなのを期待して読んだのが失敗であった。

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2007年4月 7日 (土)

猪苗代マジック

 水野サトルの社会人編の新刊である。まあ、新刊といっても、文庫版は去年末の発売である。放置してあったのだが、ようやく読み終わった。うーん、いつもよりサトルのはじけ具合が足りない気もする。おおむね良好だが、もう一歩何かあってもよかったかなぁ・・・。今回は由加理と馬場が少々いてもいなくてもどうでもいいっぽいのでちょっと残念であった。逆に蘭子シリーズはサービスのしすぎでバランスを崩して墜落という感じだ。バランス的にはこれぐらいで我慢すべきなのかもしれない。蘭子シリーズが落ち目な感じなので、サトルシリーズは次回作も楽しみである。

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2007年3月24日 (土)

冷たい密室と博士たち

 森博嗣の二冊目。うーん、前作よりも好みだった。ただ、冷たい必要はないんだよなぁ・・・。微妙に惜しいところがあるところでは前作と同じだろうか。前回感じた理系っぽいところの違和感は、この作品ではほとんど感じることがなかった。root云々のところで多少違和感があったことはあったけど、まあ、些細な問題だ。最後まで一気に読めるので楽しかった。ミステリ的な部分以外にも、萌絵の家とか研究施設潜入シーンとか細かいところで楽しめる内容かもしれない。

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2007年3月20日 (火)

すべてがFになる

 森博嗣のミステリを読み始めた。手始めに"すべてがFになる"である。うーん、こんなもんかな。正直、期待したほどじゃなかった。犯人がいつからどこにいたのかがそうとしか考えられない状態で意外性は何もなかった。私はミステリを探偵が事件を解決する流れを楽しむものとしてとらえている。だから、あえて謎に挑戦するなどということはしない。だから、この本に関しても一から十まで全部わかったということはない。そもそもストーリーを追ってるだけだからそのようなことにはならないのだ。でも、Fとか、まあ、単純だね、と。おまけに理系なミステリとか何とかいわれているが、基本的にそれっぽい言葉が出てくるだけ。少なくともOSとかなんとかそういうのを物語に取り入れても、どうも無理している気がしてならない。学部はどこだろう。情報工学部という訳ではなさそうだ。研究でUNIXを使いプログラミングとかの経験があるだけというレベルに見える。情報系の学部ならばたぶんこうは書かないんじゃないかという感じの説明だった。各種ツールは文句なしに使っているけど、そこからツールの動作原理をある程度以上掘り下げてないという感じ。物語の主旋律と理系演出がうまく混ざり切れていない。でも、おもしろかったし、最後まで一気に読めた。キャラクターもいい。ふつうに合格。

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2007年1月13日 (土)

タイタス・クロウ!!

 ついに来た。アマゾンの通販で買った商品群に混ざっていた"地を穿つ魔"だが、以前に文庫でた"タイタス・クロウの事件簿"みたいな中・短編集だと思っていた。タイタス・クロウの名前が出てる本を無視するわけにはいかないからかっておいたのだ。ところが、届いた本の裏書きを読むと何と、遙か昔に某マニアック出版社から発売されたっきりになっていて、事実上入手不能になっていたウィルマース・ファウンデーションとクトゥルフ眷族邪神群の抗争描くシリーズの第一巻であることが判明。"ラブクラフト全集"が三十年を経てようやく完結したと思ったら、東京創元社もなかなかやってくれる。今晩からゆっくり読んでいこうと思う。とりあえず、御手洗潔シリーズはいったん休止だ。というわけで、"デモンベイン"好きだぜなんて人は絶対に目を通しておくべし。

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2006年12月28日 (木)

いろいろ通販

 年末は休み無しなので、買う予定だったものをまとめて通販で注文。長編をどんどん文庫で再版してほしくて仕方がない"地を穿つ魔 < タイタス・クロウ・サーガ>"、星之助おすすめの一部で話題になった"となりの801ちゃん"、"百合星人ナオコサン"で購入を決意の"○本の住人 1"、"ひだまりスケッチ 2"、"ゲームプログラミングのための3Dグラフィックス数学"、"シスター・プリンセス Re Pure キャラクターズエンディング集アルバム 「12人のエンディング」"、チェックしているつもりだったがいつの間にか待望のDVD発売の"たいむとらぶる トンデケマン! DVD-BOX"、"ゼロの使い魔 Vol.3"、"ゼロの使い魔 Vol.4"・・・。結構お金を使ってしまったな・・。まあ、仕方あるまい。よく見たら何とダメダメな品揃えなんだろう。

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2006年11月13日 (月)

"ネジ式ザゼツキー"と"御手洗潔のダンス"

 新刊の"ネジ式ザゼツキー"と"御手洗潔のダンス"を読了。前者は確かに全体的にはおもしろいのだが、何となく「んなもん、わかるかアホー!!」みたいな感じ。中盤まではかなり楽しめたのだが、後半ちょっと飽きた。あの・・・石岡君は???謎。短編集の"御手洗潔のダンス"だが、ハズレが多かった気もする。まあ、短編なので本領発揮というわけにはいかないのだろう。舞踏病はもうちょっとがんばったら、傑作になっていた気もするので残念な気がする。あと、この本に決定的なハズレ感覚を植え付けてしまったのは、最後の"近況報告"。だから、こういうのは同人誌でも作ってやりなさい。シリーズ探偵もののミステリを読んでるのは、その名探偵が難解な事件の裏に潜む秘密を解決する過程を楽しみたい、あるいは事件を自分でも推理したいという気持ちからであって、その探偵の日常生活など知ったことではない。名探偵は事件があってこそ主役になれるのである。我々が読みたいのはシリーズを通して活躍する名探偵の出てくるミステリである。ミステリでしか探偵は活躍できないのだから、ストーリーはミステリでなければならない。シリーズものをやっている作家は、探偵の設定を考えたり、人間を書こうとするあまり時にミステリのシリーズであるということを失念してしまうのだろうか。次は"水晶のピラミッド"を予定。

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2006年11月 2日 (木)

暗闇坂の人喰いの木

 さて、"暗闇坂の人喰いの木"読了。前回に引き続き、おもしろかった。今回はちょっとホラー仕立てで、P氏も私好み。まあ、ホラー仕立てというと個人的には蘭子ちゃんな人狼城がおもしろかったが、これはそれに並ぶおもしろさだった。蘭子ちゃんシリーズは人狼城をピークに急激におもしろくなくなった気もする。"暗闇坂の人喰いの木"の次は、新刊の"ネジ式ザゼツキー"を予定。これでクオリティが維持できているようなら非常に満足できる作品群といえる気がする。火村な人も短編でキャラに走られてなんとなく裏切られて気がしているし、チョーモンインなシリーズも同様。今のところ御手洗潔シリーズは期待して良さそうだ。

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2006年11月 1日 (水)

"占星術殺人事件"と"御手洗潔の挨拶"

 さて、"占星術殺人事件"と"御手洗潔の挨拶"を読了。感想としては、普通におもしろい。御手洗潔というキャラクターは読んでみるとそこまで変人というわけではないなぁ、と感じた。他の国産名探偵となんだかんだで、どっちもどっちという感じだ。ある意味期待外れといえなくもない。まあ、あんまり変だったらストーリーが崩壊してしまう可能性もあるので、御手洗潔あたりのズレ方ぐらいが妥当なのかもしれない。しかし、二冊読んだ感じだと後付で設定が増えていきそうだ。ということは、読めば読むほど御手洗潔がどんどん怪人物に変化していくってこともあり得そうだ。引き続き"暗闇坂の人喰いの木"に突入。一瞬、病院坂かと思ったぜ。挨拶とか冒険とか帰還とか事件簿とかシリーズ探偵ものにはつきものになってしまっているのは、どうにかならないものか。大冒険とか変化球で来る人もいるけれど。

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2006年10月19日 (木)

御手洗潔シリーズ購入開始

 さて、以前から気になっていたのだが、読めていなかったシリーズ探偵ものミステリ、島田荘司の御手洗潔シリーズ購入を開始。斜め屋敷だけは所有しているのだが・・・。とりあえず、手始めに店にあった御手洗潔モノを全部買ってきた。十冊ぐらいか。御手洗潔シリーズの巻数をチェックしていないから、不足があるのか不明である。この方は占星術殺人事件を読めば後は自由な順番でかまわないというようなコメントをくれたので、占星術殺人事件を最初に押さえておけばいいのだろう。さあ、シリーズ探偵の中で異彩を放つ変人系探偵の活躍が楽しみだ。しかし、島田荘司の本、店頭に全然置いてない。大型書店で全部揃ってないとはどういうことだ。かなりの遅筆で、普段は仕事もしてないヒモなどと中傷されている綾辻行人("どんどん橋、落ちた"は、かなり笑った。)の方が沢山ある。御手洗潔シリーズは、JR駅前では一冊しか発見できなかった。多くの本屋では名前の札すらない。梅田の紀伊国屋では欠品が多く、揃いが悪そうだったので購入を断念。同じく梅田の旭屋でまとまった数を見つけられたのでそこで買った。大阪だとジュンク堂と旭屋にきまりだなぁ・・・。作家アリスシリーズに新刊が出ているという話も聞いていたのだが、まだ文庫にはなっていないのか売っていなかった。学生アリスシリーズもいいなぁ・・・。次は出ないのかなぁ。学生アリスシリーズはクローズドサークルかつ青春小説っぽいところもあったりと結構好み。中原中也の"在りし日の歌"に収録されている"湖上"とか読んだりする(笑)。いいなぁ。
ちなみに"湖上"はこんな感じ。
ポッカリ月が出ましたら、
舟を浮べて出掛けませう。
波はヒタヒタ打つでせう、
風も少しはあるでせう。
沖に出たらば暗いでせう、
櫂から滴垂る水の音は
昵懇しいものに聞こえませう、
??あなたの言葉の杜切れ間を。
月は聴き耳立てるでせう、
すこしは降りても来るでせう、
われら接唇する時に
月は頭上にあるでせう。
あなたはなほも、語るでせう、
よしないことや拗言や、
洩らさず私は聴くでせう、
??けれど漕ぐ手はやめないで。
ポッカリ月が出ましたら、
舟を浮べて出掛けませう、
波はヒタヒタ打つでせう、
風も少しはあるでせう。

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2006年10月 7日 (土)

ハルヒ八巻まで読了

 一気買いしたハルヒを八巻まで読了。感想としては、ライトなフリをしてるなぁ、という感じ。キャラクターの性格付けでライトに引っ張り込んではいるのだが、七巻で一区切りついたように見えるメインストーリー、時間を移動して未来のつじつまを合わせるという展開は、キャラクターの書きようによってはハードなSFとして成立可能な気もする。無駄に見える部分も収束して一気にクライマックスという展開で見事なのは京極夏彦だが、ハルヒにおいては無駄な部分はとことん無駄で拡散しっぱなしだ。これはこれで作品の魅力だ。キャラクターごとの読者サービス的文章だけでなく、平安京で穴掘る検非違使とかSQLとかミステリの断片とか無数のネタが端々に埋め込んであって、マニア受けする遊びとしては楽しい限りだ。ネタはマルチな方面に及んでいるので、私が気がつかずに読み飛ばしてしまっているものも大量にありそうだ。残念で仕方がない。谷川流という人の読書遍歴やゲーム遍歴みたいなもののエッセイとかが読んでみたい気もする。そんな本が出たなら、北村薫の"謎物語?あるいは物語の謎"みたいに興味深い読み物となるかもしれない。最後に私的なメインキャラクターの好みについて・・・。長門>キョン>古泉。ハルヒ>>>朝比奈で、ランクから除外。こんな感じ。一番のキャラ受け狙いを担うだろう朝比奈は、大と小の二面性が極めて気持ちが悪く、ランク外。ハルヒは物語を導入し、展開の補助をするためにいるようにしか見えない。そのため、特別キャラクター的に魅力を感じないのでランク外。鶴谷を入れるとしたら長門の次。こんな感じ。まあ、細かいところはいいとして、ハルヒは総じておもしろいといえる作品だった。これは確か。

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2006年9月27日 (水)

ハルヒとゼロの使い魔

 昨晩は久々に友人とチャットをした。同時にラグナで狩りをしてたので、なかなかに大変だったのは秘密だ。で、最近のアニメの話なんかを少々。ハルヒ一巻がイマイチだったというと、彼の方はアニメオンリーらしく、アニメの質は変に高いということを教えてくれた。私が大学の時、たぶんアニメの質が下がりきっていた頃だ。ああ、「今日は珍しく作画がマシだったな。」なんて会話は当たり前だった。ひどいのはDVDで修正されて何とか人の顔に見えるとか、そんな感じ。俗に言うところのヤシガニ的アニメが横行していた。電脳組とか・・・。最近、そういうことは少なくなっているらしい。なるほど。会話の流れで、彼がハルヒの劇中劇とゼロの使い魔のメイドさんと風呂に入る話を送ってくれた。どっちも質は高い。どちらも断片的な情報なので何ともいえないところだが、どちらが絵的に好みかといえば、ゼロの使い魔かなぁ・・・。ピンク髪が!!クラクラくる(笑)。メイドさんもいいが。しかし、バニーさんも捨てがたい。この見方は間違っているのだろうか。ゼロの使い魔の気になる点は、ヴィジュアル面が友人の指摘通り「ハリポタ好きか、おまえは!」という点だ。私ははっきり言ってハリポタは好きじゃない。ふがいないことに、あの作品は三巻まで読んでダレダレになってしまった・・・。映画も子供だましだし。とりあえず、明日は休みなので、ハルヒの小説を二巻以降を一気買いしてきて読んでみようかねぇ。金銭的に余裕があればゼロの使い魔もいっとくか。高く見積もって七百円の小説か。二万円もあれば足りるかな。二万円で三十冊近く買える計算だ。そんなに冊数ないようなので安心価格だ。一冊二時間ぐらいかかるとして三十冊で六十時間。こっちの方が問題か。アニメならながら作業ができるが・・・。原作無視でアニメみるってのもアリなんだが、とりあえず一巻だけ買って。

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2006年9月24日 (日)

月舘の殺人

 "月舘の殺人"である。原作が綾辻行人で、漫画が佐々木倫子だ。コレは読まなければならいだろう。電車に乗ったことがない女性が、月舘という館に招待される。そこには女性の祖父がいる。で、生まれて初めて乗る電車・・・SLに乗り、その館まで向かう。SLには女性以外にも筋金入りの鉄道ファンたちが同乗する。いろいろと最悪の鉄道ファン(汗)たちと親睦を深めつつ、SLは進むのだが、鉄道ファンの一人が殺される・・・。てな感じで、連続殺人事件が展開されていく。館モノだが、名探偵な作家先生はでてこない。連続殺人事件をあつかったミステリではあるが、佐々木倫子の特性なのかまったく悲壮感もなく楽しく読めるのでおすすめである。まあ、死体は探偵と謎を提供するための小道具に過ぎないわけだから、これでいいのだろう。てか、鉄道ファンたちがことあるごとに舞台を引っかき回すのがいい。絵の質は当然高く、展開もダレることなく上下巻を一気に読める。表紙も不必要に凝ってる。おもしろかった。

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2006年9月22日 (金)

涼宮ハルヒの憂鬱

 私はここのところ、オタク的流行から取り残された世界で暮らしている。過去のありとあらゆるジャンル・メディアの名作どもは、淘汰の末に生き残ったモノ共である。そんなものを含め、他にも時代遅れになったが故に安価になったモノを楽しんできた。しかし、なんというか、冷めてしまってつまらない生活に身を置くということを何とかしたいと思うようにもなってきた。現状でそれを満足させらられているのは、ゲーム制作だけだ。まあ、それも亀の歩みだが。
で、最近、私の周りで話だけ聞こえてきていた"涼宮ハルヒの憂鬱"を試してみた次第である。小説だ。結構文字が多い。一冊読むのに二時間弱ってところか。ジュブナイルと舐めてかかっていたので、結構な文章量にビビッてしまった。結論からいって、聞いていたほどたいしたことはない。面白いか面白くないかといわれれば、まあ、面白いといってもいいだろう。しかしながら、その面白さは歪んでいる。日常と非日常。各種属性美少女たちと普通の主人公。学園モノ。超能力に宇宙人、未来から来た人。コスプレ。エトセトラエトセトラ。サービス精神旺盛だ。・・・どうだ?こう書いてみると、一見面白く見える物語と、魅力的なキャラクター達は解体され、単なる単語だけが残される。創作意欲は刺激される。なるほど、アニメにして動かしたくなるヴィジョンが浮かぶ文章だ。それに、言葉の端々に我々オタクを喜ばせる言い回しがひしめいている。実際、私はそれを堪能したし(何でSQLなんだ、とか。)、一気に読ませるパワーを秘めたいい文章だった。私が常々感じるのは、小説でも漫画でも映画でも何でも、最後まで一気に引っ張る力が非常に重要であるということだ。自分の表現したいことを一気に相手に流し込むだけの魅力がなければ、ダメだ。この作品はその力を十二分に備えていたと思う。しかし・・・。
オタクは知ってて騙されるのが生き甲斐だ。騙されているのがわかっていて、それでも金を使う。そう、湯水のように!我々オタクは、今が旬のその対象物が提供され続ける限りつきあってあげなければならない。それに気がついていても気がついていなくても、金を使い続ける。それがオタクの生き様である。ハルヒは格好の対象物に思える。物語の端々にオタクの魂を揺さぶる要素がちりばめられている。しかし、何となくスイッチが入らなかった。ここで一気にスタートを切れない理由がわからないが、何となく読んだ後、むなしい気がしてしまった。どうしたんだろう。三十歳になって、気分まで歳をとったのだろうか。それとも、要素が多すぎたのだろうか。謎。

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2006年6月14日 (水)

街の灯

 "街の灯"が文庫で出ていた。北村薫の新シリーズである。時代は昭和初期。今回の探偵役は女学生。ワトソン役は女性運転手。ワトソンといっても、ワトソンらしいワトソンではない。単に探偵がいてその相方という意味合いである。女性運転手は主人公の話を聞き、昭和の世の中について話をする。女学生は貴族のご令嬢だ。広い外の世界のことについては疎い。その無知を女性運転手はサポートしている。それだけではなく、きっちりと世間のことを女学生に諭すようなこともする。女学生も運転手もいわゆる北村薫のシリーズらしいキャラクターだ。円紫師匠とわたしのシリーズのように、今度もまた主人公の成長というところがポイントになっているようだ。こういう作り物の人形的な純真な主人公というのをわざわざピンポイントで狙ってきているのは確実だ。厳しい世界をガリガリ書くことができるプロの作家だから、絶対狙ってやってる。私は円紫師匠とわたしのシリーズの計算ずくで作られた主人公と箱庭的世界、それにしみこんでくるような外の世界の事件という物語が少々カンに障ってしまうのだ。円紫師匠とわたしのシリーズはおもしろい。が、何となくしらけてくる一面ある。しかし、今回は昭和初期という微妙な時代に背景世界を設定し、貴族で女学生という主人公を導入することで、箱庭的な雰囲気をプラス要因とすることに成功したのではないだろうか。学校に宮様がいるとか、そういう世界だ。女学生は実際に箱庭のような世界で暮らしているのだ。学校、銀座、避暑地、自分や友人・知人の屋敷、送迎の自家用車・・・それが女学生のすべての世界だ。箱庭以外の何であろう。多少の違和感は、現代ではない過去で閉じた世界だから「そうだ。」と言い切れてしまう。日常の謎を扱うという基本も楽しめる。続刊も期待。ちなみに女学生には兄もいて・・・なんというか私的にはダメダメな妄想にも耽れてかなり好評価。まだ、読んでいない文庫も多少あるので、これを機に明日買い占めてこようと思う。・・・雨か・・・やめようかな。シスプリの続きもみなきゃだし・・・。

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2006年5月22日 (月)

ドイル

 グーグル先生がドイルモードに。ドイルといえばホームズである。ホームズといえば四葉の元。チェキデス!文庫で新訳版が出てるとかいう噂を聞いた。訳が古いのは読みにくいモノである。買い直すのもいいなぁ。ホームズあんまり好きじゃなかったけど、改めて読み返すとすっきりしてておもしろかったりする。ホームズ>国産本格ときて、やっぱりホームズに戻ってしまうんだなぁ・・・。モルグ街は、まあ、必修科目。社会派はクソ。ホームズはボヘミアの醜聞とバスカヴィル家の犬が好きかなぁ・・・。国産だと獄門島か。綾辻の時計館の殺人はおもしろかったなぁ・・・。そして、どんどん橋落ちた、名探偵の掟、増加博士と目減卿を読めばミステリのダメ世界も満喫できる。フェアの見本として有栖川作品、アンフェアの見本として京極を読めば完璧。時代物が好きなら半七捕物帖。あえてゲームなら御神楽少女探偵団を・・・。ひぐらしはやってないけどアンフェアの見本みたいなことになってしまったらしい。カーやクリスティも押さえておかねばなるまい。変わり種が好きならチョーモンインの初期作品。

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2006年5月11日 (木)

絶望の世界

 絶望の世界というWeb小説を教えてもらった。かなり古くからあるサイトのようだ。表題にもなっている"絶望の世界"を読み終わった。うーん、前半はいい。暗く淀んでいて好みの展開だ。ところが、話がネットの方に移行する中盤からだんだんとイマイチになってくる。展開が読めてしまう後半に向けて、ジワジワと評価が下がってしまった。それでも良いところはよいのだが・・・。残念なところもあるにはあるが、最後まで一気に読ませる勢いをもっているので合格である。

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2006年4月 7日 (金)

O嬢の物語

 何となく気になって"悪徳の栄え"の削除部分(http://claudine.h.fc2.com/)を探していたときに見つけた"O嬢の物語"のサイト(http://www.oraclutie.org/HdOReadingTableOfContents.html)だが、私が読んだのは講談社文庫版だったように思う。"O嬢の物語"は高校の時に読んで、映画版もDVDで一作持っている。私の知っているフランス文学はサドとO嬢だけなのだが、他にどんなのがあるのだろうか。フランス映画もソッチ系しか知らない。これだけだと著しい誤解をフランスに対して持っているみたいで問題だと思う。ちょいと検索。ああ、そうか、プルースト、ユーゴー、デュマ、ランボー、モーパッサン、コクトー、カミュ、ボーボワール・・・。有名人ばっかりじゃないか。私でも名前だけだが知ってるぞ。誤解は解けた(笑)。

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2006年2月20日 (月)

なめ筆

 昔から日本人の妄想はダメだったようだ。乱歩もダメ人間代表だが、時代ものでもこんなのが・・・。なめ筆ってなぁ・・・。半七捕物帳 筆屋の娘 岡本綺堂

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2006年1月17日 (火)

通信販売

 久々に通販でいろいろ購入。最近は盆栽の師匠のところと店以外出歩く機会があまりない。というわけで、通販してしまったわけだ。こんなものを買ってみた。・・・我ながら「どうなんだろう」な品揃え。私のアマゾンのおすすめリストは、R.O.Dと沢田聖子、ニューラルネットと並列計算に澁澤龍彦、やっぱり猫が好き殺人事件とか、もう意味不明なリストになっている。


悪魔のいる文学史?神秘家と狂詩人
澁澤 龍彦; 文庫; 680
少女コレクション序説
澁澤 龍彦; 文庫; 660
玩物草紙
澁澤 龍彦; 文庫; 660
エロティシズム
澁澤 龍彦; 文庫; 760
快楽主義の哲学
澁澤 龍彦; 文庫; 460
夢の宇宙誌?コスモグラフィア ファンタスティカ
澁澤 龍彦; 文庫; 609
やっぱり猫が好き 6枚BOX(第1巻?第6巻)
もたいまさこ; DVD; 21,546
マリオネットカンパニー 2Chu!
CD-ROM; 6,406
ペイル・コクーン/吉浦康裕
吉浦康裕; DVD; 2,293
ATOK 2006 for Windows CD-ROM
CD-ROM; 6,700

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2005年10月 8日 (土)

チビクロサンボ復刊

 チビクロサンボという有名な絵本がある。こいつはチビでクロでサンボというのが差別的だということで問題になって廃刊になった。ちょっと前に復刊するという噂があったのだが、今日、本屋に並んでいた。で、チビクロサンボ2という本が・・・。なんだ、2って。謎である。まあ、兎に角、今後は虎をバターにしても問題ないわけだ。よかったよかった。

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2005年9月27日 (火)

北村薫

 創元推理文庫の北村薫を全部買ってきた。とあるミステリの短編集で名前と作品(のパロディ)が出てきたのがきっかけである。とりあえず、落語家円紫と女子大生「私」のシリーズだけを一気買い。店頭にあった五冊だけだからたいした量ではない。もしかしてもっと新刊があるのかもしれないが調べていない。で、"空飛ぶ馬"を読み終わった。この人は覆面作家だったので、ずっと若い女性の作家だと思ってた人がいるらしいが、読んでみると女性っぽくない。赤川次郎ほど軽くはないが、猫丸先輩よりは読みやすいといった感じ。「私」が本好きであり、落語家が探偵役なので、文学作品・古典や落語から引用等がたくさん出てくる。ジャンルがかぶらないので正直まったくわからない。でも、こういうのは面白い。ストーリー的には"砂糖合戦"と"赤頭巾"が面白かった。

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2005年6月 2日 (木)

妖星伝

 ずーっと以前に買って放置していた"完本妖星伝1 鬼道の巻・外道の巻"を読み始めた。まあ、女性が嬲られるシーン(半村良というか伝奇モノにはつきもの。なんで必要もないのにそういうシーンがあるのかは永遠の謎。伝奇モノはそういうモノだということなのだろうか。)は兎も角、おもしろい。集英社スーパーファンタジー文庫の超能力SF系列や帝都物語が好きな人はきっとこれも好きなんだろうなぁ・・・。まだ、頭三分の一ぐらいまでしか読んでないが、続きが気になってどんどん読んでしまう類の本だ。徳川八代将軍吉宗の時代末期。超能力を持ちその力を使い闇に生きる同族たちが数派に分かれて様々な思惑で激突する。各勢力の誰がイイモノというわけでもないところが、たぶんポイント。完本は全三巻で一冊も分厚い。しばらくは楽しめそうである。

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2005年5月29日 (日)

人形愛序説

 澁澤龍彦の人形愛序説を読み終わった。・・・この人やっぱり神様だ。"私にとって、娘という存在は、近親相姦の対象にするためにのみ存在価値を有するものであって近親相姦の禁じられている現実の世界では、娘をもつことの意味はまったくないのである。娘と近親相姦とはぴったり重なり合う概念であって、げんに娘をもちながら、近親相姦を行わないということは、げんに自動車をもちながら、ガレージにしまいっ放しにしておいて、自分ではまったくこれに乗らないことにひとしいのである。"とか感動してしまった。いやー、これは言えんだろう、普通は。澁澤龍彦に影響を受けた人が多いというのも何となくわかるような気がする。言ってることの正当性は兎も角、言葉に力がある。澁澤龍彦の本は沢山あるのだが、そこら辺の書店ではあんまり売ってない。古本屋にある在庫の方が多い。今後も見つけたら積極的に買い足してゆこう。

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